帰途。

行き帰りの新幹線の車中で聴こうと思って何枚か見繕って持ってったMD。
「セカンドモーニング」は外せませんが、ほかのアイドルさんのアルバムなんかも含めて数枚。
東京から新幹線に乗り込み仙台へ帰郷。
今日はとても良い天気、太陽も光輝いていて遠くまで景色が見晴らせます。
車窓を流れてゆく景色を見ながら聴く「恋の始発列車」は、今日からの安倍さんの
気持ちを歌っているようで、清々しい気分になります。
そして、何の気なしにMDを入れ替えて聴いた曲の一節で・・・



「私が いま いなくなっても この歌は 歌い継がれてゆく
 あなたが 生きているかぎり 私はあなたの こころの中に 生きているから」


「泣きたいくらい つらい時には 太陽が人生(みち)を 輝(しる)してくれる
 まくらが悲しみの涙でぬれる日は 空にうかぶ星達が この歌を歌う」
                   〜高橋由美子「A Song For You」より〜



ボケーっとしながら聴いていたときに、突然に耳に飛び込んできたこの歌詞。
一瞬にして、昨夜のあの瞬間がフラッシュバックしました。
安倍さんが「22歳の私」、「ふるさと」を歌っていたあの場面が・・・。


安倍さんの立つ花道にゆっくりと降り注ぐ白い粉雪。


会場を埋め尽くす、サイリウム1万2000個の群れの「白い雪原」。
「あぁ、白い!」と吐露する安倍さんの言葉。


ラスト公演のみに施された、横アリの天蓋を覆う「電飾の満天の星空たち」。


いちばんたいせつなしゅんかんたちがのうりをよぎる。



聴いていた曲の歌詞がいちいち、あの瞬間に合致するものですから。
モーニング娘。からいなくなる安倍さん。
「ふるさと」に込めた安倍さんの想い、「ふるさと」は娘。達によって歌い継がれてゆく。
車窓からの太陽の光は安倍さんの旅立ちを祝福しているよう。
横アリのあの天井の星達と「ふるさと」の歌声。
そうだよ、「モーニング娘。の安倍さん」の姿はいつまでもこころの中に。
そして私自身が今、ふるさとに向かっている。


堪えきれなくなってしまってね、泣いちゃいましたよ。(恥ずかしい。)
今日は仕事は休むよ。