アルバムについて。

「愛の第6感」買ってましたが、ずっと聴いてたのは、同日発売の
上戸さんのサードアルバム「Re.」でした。
別に最初から貶すつもりは無いですが、客観的な意見を書きます。

「愛の第6感」については、残念な事はまたツギハギアルバムだった事。
収録楽曲については単発では次第点級の曲も有りますが、アルバムづくり
としての統一感がいつもの如く無いなと。
ハロプロのアルバムはこの辺がやはり弱点なんですよ。
幸か不幸か、私は今年度の娘。ミュージカルを観てないので、使用楽曲が
含まれているのも気にならなかったというか、初聴きだったのです。
既発曲を入れても良いのですが、入れるならば「愛の第6感」という
タイトルに則ったテーマでアルバムは作られるべき。
一曲目に最新シングルを入れるという慣例は廃止して欲しい。
2曲目の「すき焼き」は、本来「好き妬き」なんでしょうが、テーマ性を
破壊するのに十分なものでした。ダメです、二曲目に入れてたのは。
アルバムの曲順や、収録される曲のテーマ・イメージというのはそれ程
までに重要なものなのです。
シャッフルして聴くから関係無いとかいう意見は言語道断です。
それではアルバムである必要がない。ただの曲集です。
寺田♂氏は、私と同じくらいのアイドルさん達を観て育ってるはずだから、
このへんのことは解ってるはずなんですが・・・
結局、こういうつくりのアルバムは何年も聴き続けられないんですよ。


Re.(アールイー)(CCCD)

Re.(アールイー)(CCCD)

方や、上戸さんの「Re.」はウィンターラヴソング集という
しっかりとしたテーマ性を打ち出して来ました。
織田哲郎というプロデューサーを得たのは上戸さんにとってはプラス要因。
1曲目のオープニング曲は「Winter love」。
この一曲目で聴き手の心を掴めるかどうかが、アルバムの大切なところ。
掲げたテーマに必要なもの。
冬の季節感・雪・寒さ・もの悲しさ・愛・人の暖かさ。
こういった要因が見事に満たされておりました。
収録シングル曲もアルバム用にテーマに合うリテイクを織田氏が手掛けて
います。アルバムづくりはこのくらい拘って欲しいのです。
遊びでオロナミンCのCM曲が入っていたりするのも楽しいです。


結局、この二枚のアルバムの用途については、「愛の第6感」は春の
娘。ツアー用に聴き込みはしますが、その後はmp3に気に入った曲
だけ何曲か抜きだして次のアルバムが出たらそれっきりになりそう。
「Re.」は今後も冬の季節になればアルバムごと、ドライブのお供
などに何年もCDホルダーの中に入れて活躍してくれる事になると思います。
発売された時期だけでなく、ずっと聴き続けて貰えるかは作り手の拘りが
感じられるかどうかなんですよね。
寺田♂氏には、これからも勉強し続けて欲しいです。